2022年3月議会一般質問
1、学校再編に係るまちづくりの協議について
小中学校再編審議会を傍聴していると、現段階では現菅谷中学校敷地に新小学校・新中学校を建設する方向で多数の委員の意見がまとまりそうである。
課題は、嵐山町市街地の中央に小学校・中学校を1校という位置づけである場合、北部地域の人口がさらに減少し、過疎化が進むことである。北部地域は市街化調整区域であるため、その地区外の人が家を建設することができない。一方、通学の安全、子どもの友達関係の構築などを考慮すると北部地域から駅周辺に住居を構える若い家族が増えることが予測される。北部地域は10数年後には子ども人口は極端に減少し、中央地域に比較すると高齢化率は高くなることが予測される。農業者の高齢化もあり、農業の一層の衰退、里山の生態系の崩壊も目に見えている。
学校再編には、将来のまちづくりの視点が不可欠になる。
(1) 学校再編にかかる答申の提出時期はいつ頃を予定されているか
小中再編審議会では、新校建設を希望する声が大きく、ちょっと待ってという声は発言しにくいと見受けられる。中央地区は人口規模では15000人、七郷小のある北部地域は3000人に満たない。審議会は北部地域で七郷小の状況説明、住民協議を経て答申を出すべきであると考えるがいかがか。
(2) その答申に基づく学校再編にかかる説明会はどのように行っていくか
(3) 仮に玉ノ岡中学校に新中学校を設置する場合、玉ノ岡中学校施設の老朽化、渡り廊下の安全は確保できるか。
(4) 現審議会の諮問は、学校数と位置についてである。跡地利用についての協議が不可欠であるが、進め方は。
2、町民大学の復活を
1979年から1995年まで町民文化大学が開催されており、町民の構想で、嵐山町の歴史文化を伝える講座が開催されていた。町民文化大学が廃止された理由は不明だが、ICTの発展によって新しい時代に入っている。多様性が尊重される時代でもある。
町民大学を復活し、町民による企画・運営で多様性のある嵐山町を構築する必要がある。
コロナ禍で人が対面交流は避ける時期でもあるが、公的な学習も、民間主催の研修等もオンラインで可能になっている。ふれあい交流センターのある中央地域のほか、北部地域、南部地域においてもオンラインでも学び交流できる町民大学を構想してはいかがか。
3、中学校の校則について
(1)中学制服・体操服、靴等について
LGBTの生徒へ対応するため、セーラー服、学生服は新中学校設置に合わせて変更する考えがあった。が、中学の制服等は、2校の校長の判断で統一的な制服あるいは通学。体操服等に関する基準を決定すべきである。靴は白い運動靴と指定されているが、合理的な理由を聞く。
(2) 髪型等について規制が、理由を聞く
(3) 小学校から中学校への不登校は急増するのは中1ギャップと言われているが、本来は生徒の自主性を尊重すべきことを集団規律で規制することも要因ではないか見解を聞く
4、気候変動への対応へ電気自動車のカーシェアリングを
地域公共交通の仕組みづくりに、ガソリン自動車での対応ではなくCO2削減のために、地域での電気自動車のカーシェアリングを提案する。自治体と企業による電気自動車のカーシェアリングは実験的に始まっている。嵐山町においても北部地区、南部地区から、駅までの通勤、通学、地域の人の買い物、病院等への移動に対して電気自動車による移動を地域の人が相互に行う等の仕組みづくりで、気候変動への抑止の試みを