3、医療費

 

 私は、嵐山町国民健康保険に加入しています。

医療費は保険で3割負担です。高額になると一度に支払うのは厳しいものがあります。

嵐山町では高額療養費制度で返還金がある場合、町から高額療養費支給のお知らせ文書が3ヶ月後に届き、次の月に申請し、その次の月初めに銀行口座に振りこまれます。

私は、大船中央病院胸部外科で手術、抗がん剤の処方、慶応病院で放射線治療と2ヶ所の病院で医療を受けました。

1ヶ月の高額療養費制度の医療費の返還対象になるのは、1ヶ月のうちの1日から末日までの、一つの病院の1診療科の入院か外来のみでした。医療費の合算額ではないことにはじめて気付きました。

1月27日から2月2日までの入院なので、大船病院での療養費は1月27日から31日までの5日間しか高額療養費の対象になりません。これが、1月25日から31日までの入院だと7日間が対象になります。

また、2月は、大船病院外科の医療費と慶応病院放射線科の医療費の合算額を高額療養費制度の対象として捉えてほしいのですが、診療科目毎の計算方法であるため、放射線科の治療のみが高額療養費の対象でした。

2診療科目共で高額療養費の対象額までいかない場合、保険診療のみで1ヶ月14万円強を負担することになります。

3診療科目のときは、21万円強になります。

医療費は、高額療養費の制度があるから合算額で限度学の7万2千円以上は負担しないものとおもっていたのですが、騙された気分でした。利用者からの負担を多くすることで医療保険の赤字を解消するシステムは、辛いものがあります。

 

        国民健康保検と私が、医療機関に支払った金額は、127万3120円です。

        そのうち 私の医療費負担額は30万7千円程でした。

        1月は個人負担額が4日間の入院と1日の外来で13万円強。

        2月は2診療科目の外来受診と入院費で、10万5千円です。

        共済に加入していたので、そのお金が28万円ほど入ってきました。

 

たった6日間の入院と通院治療だからこの程度の負担ですが、長期入院の場合、厳しいなあ。社会保障が貧困になっていることを実感。癌保険に加入しておくべきだったと残念に思います。夫の保険は、3大成人病保険の付加給付を慌てて追加しました。

 

高額療養費制度の対象にならない場合は、交通費を含め、税金の医療費控除の対象になるのみです。

 

 

 

医療機関へ支払い額

国民健康保険負担額

病院への本人保険医療支払い額(A)

保険外負担額

B)

薬剤一部負担金

高額療養費返還額

C)

実質本人負担額

A+B-C

1月

外科外来(1日) 

  入院(5日)

 

31460円

634200円

22020円

489994円

9440円

180270円

 

46200円

 

 

101806円

134104円

2月

外科入院(2日)

  外来(2日)

44410円

59360円

31087円

41426円

14880円

17750円

 

90円

 

32810円

放射線科(15日)

277190円

194033円

83210円

 

 

10857円

72353円

3月

外科  (3日)

46820円

32774円

14050円

 

 

 

14050円

放射線科(11日)

140670円

98467円

42225円

 

 

 

42225円

4月

外科(7日)

20520円

14364円

6160円

 

 

 

6160円

5月

外科(1日)

18490円

12943円

5550円

 

 

 

5550円

入院は大部屋であったため、室料差額はありません。 

 

次へ  戻る