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第6回トーク  2009年12月12日
場所 なごみ
講師 産業振興課 水島さん 金子さん
参加者 9人
テーマ  遊休農地の活用

最初に農業委員会の作ったDVD全国農業会議所の「ストップ遊休農地」についてを見せていただいた。
よいDVDだったが、映像で流されたので、18日もう一度見てメモしなおした。
現在食料自給率は39%だが、H27までに45%に回復したい
5年程度で、耕作放棄地0をめざす。
ポイントとして
1、実態調査
  農地パトロールで実態を把握する
  農業委員・関係機関・団体で把握
  帽子・腕章・車のマグネット
  パトロール班の編成で、パトロール重点地区をまわる
   見るべき点は @実態把握
          A違反転用
          B産業廃棄物のおき場所
          C農地の利用権設定状況
          D相続関係の把握
    地図で管理する→農地地図情報システム
     緑 草刈を行えば農地利用可
     黄 基盤整備可
     赤 農地として使えない
2、各地の様子
●山形県天童市
 果樹の遊休農地・・・手作業が多いので、高齢化すると遊休農地になる
           どの辺にあるか地元がよく知り、なぜ遊休農地になったのか           地元がわかっている
           h9、伐根、整備費を補助
           10年以上耕作を条件に10アール7万円
           除桑根
           ○そば  建設業があいているときに、オペレーター等の機                械を安く借りてくる
           ○りんご 伐根 1日半
               低樹高栽培 高齢の人でも管理しやすくする
遊休農地22.4haのうち、5.1haの解消
          遊休農地に関する指導文書(効果あり)
          遊休農地の解消に対するお礼文書
          みんなで問題を共有する
●沖縄県宮古島
 サトウキビ・肉牛・葉たばこの産地
 ○遊休農地を和牛繁殖農家に対して利用権を付与
  賃貸借 条件 農薬・科学肥料の不使用・農業委員会の斡旋がポイント
 ○ドラゴンフルーツ 
  非農家が本格的農業
 ○11000haのうち、1600ha 1400世帯の不在地主
  不在地主に対しての農地相談会 県内外でおこなう
 ○担い手アクションサポート事業
 H19年12月 農地相談会・個別相談を行う
●佐賀県太良町
 有明海・のりの養殖が産業
 かんきつ類の畑荒廃
 H7 2167ha→H17 2940ha 
 10年間で773ha増
 ○放牧地として使う  放牧推進プロジェクト
  農地周りの草を1m刈る
  要点放牧・電気柵にならす。
  牛ダニ駆除材
  放牧で草を食べることにより3分の1にコストダウン
  いのししの防止=いのししは牛を恐れる
H18効果はでている
 課題 農地のあっせん、畜産農家主体の放牧、耕種農家も放牧
●群馬県渋川市
 こんにゃくの産地
 ヘアリーベッチを耕作放棄地に蒔く。
 土壌を選ばず、地力を推進。
 雑草の減少・景観・飛び砂の防止
 最初の年に除草して耕作すると、毎年のサイクルでできる。
市内に9箇所農業委員会が使用貸借・・耕転・播種・・・農地を扱やすくしておく


嵐山町では農地面積782.5haのうち、遊休農地162.9ha 
嵐山町の遊休農地の調査は、昨年終了していて、その結果の地図を見せてもらった。
赤色・・・77haまったく農地として活用できない。これは戦後、桑園として開発後、養蚕が日本の産業から撤退したため、放置されている。
北部や谷津田地区にある

黄色・・・49ha基盤整備を実施したら活用できる
緑色・・・36ha人力・農業用機械で草刈をおこなうことで ただちに耕作が可能な地域  今年3名の方が、耕作を始めた。
遊休農地の活用
@勝田 梅栽培組合
A観光果樹園 ふるさと
Bふれあい市民農園 しかむら

赤色はともかくとして、緑の土地を耕作してもらうにはどうすべきかについての話し合いになった。
遊休農地の報告が地権者にない。
もっと、若い人や団塊の世代の人が、嵐山町の交通の便のよさを考えて、農業を行うような仕掛けが必要。ネットの利用が必要。

第5回トーク  2009年5月30日 

場所 なごみ
講師 生涯学習課 大塚さん、植木さん
参加者8人

本年度、設計して来年度建設予定の公民館(仮称ふれあい交流センター)についての意見交換

講師の生涯学習課の職員からは、公民館の改築の経緯・おおよその建物の内容について説明があった。
公民館をどうしたいか、意見聴取などをしたが、意見は1件のみで調理室を残してほしいというものだった・・・・・
公民館運営委員会にも計画については意見を伺っているが、個別の団体にまで意見を聞いてはいないこと。
文化団体から壁面をギャラリーとして使ってほしいという意見はあった。
全体の利用状況を考えて、小さい部屋を多くする予定・
設計がある程度、わかった段階でもう一度住民意見を聞く予定

話し合い

@音楽団体は10数団体あって、それぞれ使っているが、現在ではピアノを置いてある部屋は、2階の大会議室と地下の会議室で、使用料が高く、3,4人で負担するのはつらいこと、公民館改修予定では、現在の勤労福祉会館のおもちゃ図書館部分を防音にしてという話だけれど、音楽団体は必ずしも大きな会場を必要はしないので、小さな部屋でも防音にする必要はあるのでは。
A音楽団体はそれぞれ、自分の音がでているので他の音楽団体の音も気にしないけれど、音をださない団体には音が響くのは気になるのでは・・・
防音のある小部屋にピアノを置くとかも必要。
B現在、公民館には3台ピアノがあるが、1台はロビーにあって、調律がされていないし、窓を開けたりするので音楽でのピアノ演奏には使えない・・・
アイプラザにはピアノが置いてなく、アイプラザで演奏会をすることが難しい。
C現代にあう音響装置はほしい。
Dフリースペースはぜひほしい。
予約していないと利用できないというのではなく、子育て世代のおかあさんがやってきてお弁当を食べたりして、集える空間がほしい。
E公民館を借りないでもできるものもある。
町全体をみると集会所が利用されていないので、もっと集会所を活用すべきではないか?
施設的に防音・音響・調理など必要な施設は、仮称ふれあい交流センターにもっていって、
設備の必要のないものは、団体ですんでいる地区の集会所を利用する方法もある。
Fおもちゃ図書館はどこにいくのだろうか。今の場所では奥まったところで衛生的によくない。
G市町村合併はしていないけれど、他の市町村の公民館や講座を相互利用することも考えていく必要がある。
Hふれあい交流センターに、公民館としての生涯学習の企画運営部門をどこが責任をもつか課題。
今は公民館は教育委員会部門だが、町長部局に移動することが当然考えられる。
その場合の生涯学習・社会教育の企画・責任は公民館運営審議会が、しっかり位置づけられないとならない。
現在は、市民も力ができてきて、役場の企画する社会教育よりも市民の企画する社会教育も大きくなっているのでその部門は弱くなっている。

※私の考え方として、小中高生・ヤング世代の生涯学習・集える場を学校以外に確保したいので、そのスペースと運営企画の場、これからのIT社会に向けての施設整備はほしいと思う。
フリースペースはその際、重要になるので、町長の考え方の商工会・出張所・シルバー人材センター・社会福祉協議会を、勤労福祉会館の駐車場部分と増築では無理があるように思う。
ふれあい交流センターに事務室を設ける場合、出張所の部分と公民館機能の部分が同居することになるのだろうが、その機能区分をどうするかは課題だ。
嵐山町は福祉部門にはある程度力をいれているが、社会教育・生涯学習の部分は弱いように感じている。

ふれあい交流センターでは、施設的にどうしても整備しなければならないもの・調理室・防音設備・音響・ITなどを組み込む必要がある。

アイプラザ・駅西側の寄付された土地・なごみなど・地区の集会所の活用・学校施設の活用などもふくめてふれあい交流センターに生涯学習・社会教育の運営部門を位置づける方向がよいのだろうか・・・・

さまざまな意見がでた。

Nさんがチョコレートブラウニーを持ってきてくださったのでそれもおいしく食べてしまった。


第4回トーク嵐山 
第4回「嵐山町の医療の現状」
参加者 9名、
講師  町民課 中嶋さんと村上さん
場所  なごみ

講師合わせて、12名で、話し合うにはちょうどよかった。

国民健康保険の変更と後期高齢者医療保険の課題の前に、50年後までの少子高齢化予測と医療費の関係が詳細を説明してもらった。

65歳から75歳までの医療費が町全体の医療費の50%を占める数字はショッキングだ。

もっとショッキングなのは、国民総所得が低くなると医療費が高くなるとこと、精神疾患の医療費、特に男性の入院の精神疾患費用が高額であること・・・熟年・高齢の方が嵐山町のなかで、ご自分の力を十分に発揮して輝く場をつくることが大切だ。

昨年9月に横浜から転居してこられた方が、嵐山町のよさとして自転車でどこでもいけること、コンパクトな町なので健康づくりに対して、行政の側からの積極的なアプローチがあれば健康づくりができ、医療費を抑制できるのではないかという提案、又、今の町をもっと歩いたり、自転車にのって移動できる町にすることで、健康を保持できるのではないかというお話、もっと、嵐山町の医療について、広報していくべきではないかという提案があった。


第3回トーク嵐山
「11月15日土曜日
「一人暮らしの最期は?」
勤労福祉会館
参加者8名・講師 井上裕美健康福祉課長・総括支援センター工藤律子さん


総括支援センターは何でも行政に相談して・なんとかアイデアをだすからという存在なのだけれど、存在そのものがよく知られていない。

嵐山町では見守り事業として、新聞が数日分・郵便物が数日分溜まっていたら、新聞配達店と郵便局にとにかく連絡をしてという見守り事業をはじめた。
それは、今年、孤独死の方が発見されたからだという。
行政の見守りの網のなかに入れば、とりあえずは孤独死しても遺体の腐乱状態を避けることはできるらしい。
行政の網の中にとにかく入っていれさえすれば、惨めな腐乱状態にはならない・・・
ということは、もっと総括支援センターの出前講座をしたほうがいいということだ。

参加している人から、特定検診の項目の中に自分の得意とすることなどを書くところがあって、
実際に得意とすることを生かす場所があるほうがいいという意見がでた。

又別の方からは、「行政に見張られるよりも、外に積極的に出て行って元気にするほうがいい」という意見もでた。
一人暮らしの最期は、財産や遺体の処理は血縁だけれど、雑事や普段の生き生きとした活動は地縁だ。

血縁は地縁がしっかりできれいれば、本当に最期になったときに連絡をとってもらえる。
だから、地縁を豊かにするためにはどうすればいいのかという話になってくる。

長い人生のなかで自分の得た知識や経験を生かすための方法が今確立していないといいうことだ。
それは、案外簡単で、ボランティアでの相互関係をつくることなのだろう。
地域通貨に嵐山町でも取り組む時期にきているのかもしれない。
そんな感想をもった。


第2回トーク嵐山
学務課長  
 「どうしてる中学生」
講師は 教育委員会指導主事 大木剛さん。
勤労福祉会館
参加者は私を含めて15名。
6時30分から8時30分は、時間が悪いということがわかった。
ご飯を食べさせて出てくるのには中途半端・仕事から帰ってから夕食の支度をしてでは間に合わない。

大木さんからは、資料にそって嵐山町の中学生の姿を統計数値で話してもらい、問題点として把握されていることを話していただいた。


参加者の若い男性Aさんが、「中学生が『学校がつまらない』といっている」「中学生の表情が10年前と異なるのでは」という問題提議があり、もっと仔細な問題提議「ケース的な本音の部分ではどう」「スイミー」という子どもの自発的なグループがあるけれど、部活動も内申の項目に入っていて、中学生の子の参加が少ないけれど、そのなかで中学生は学校がおもしろくないという。中学生は学校のなかで個性がみとめられていないのでは」。

それぞれの子どもの個性を認めるという先生がこどもとふれあう時間がないのではという話。

「中学生」は孤独。
周りに合わせて自分を出さない。
子どものことを思ってくれる先生かどうかはこどもはすぐに見極める。
先生もこどもも管理されていて、先生が自分の個性をだすことがむずかしいのではないか

授業ができない子を習熟度別クラスにして教えるとできないと思っていた子もできる。
だが、次の回、できないとおもってできたクラスは又わからない。
初めからやり直し。できる子はやはりできる。どこかで復習することができるかできないかの違いがある。

5月・6月に嵐山町の中学で教育実習をすませた大学生のBさん、基本的には自分たちの中学生のときと変っていないと思う。
が、受験は、中2の5月でももう中学生は意識していて、どんな勉強をしたとかを給食の時間に聞かれたこと、
彼女の時代は塾と学校は分けていたが学校で塾の宿題をしていること、
受け持ちだった先生は、体育祭二クラスの一人一人のメッセージを書いていて、感
動して自分が中学生だったら、本当にうれしいだろうと思ったことなどはなしてもらった。

水谷先生の夜回りの話を聞いてどの人にも聞いてほしいと思ったけれど、帰り際に「いい話だったけれど受験があるから、」と話すご夫婦がいて、子どもを受け入れるとかは、結局親の思いの押し付けの範囲内で行われているとしたら、こどもにとって本当にこどもの思いを聞いていることにはならない。

中学時代は、自発的な学習はおもしろいはずだし、グループをつくって活動できると高揚感は高まるし、そのことでコミュニケーション能力や自尊心・共感を持つ力が育つ時期だ。そして多くの日本人が通りすぎる時代。
こどもの自発性を閉ざしていく学校化社会を生命力のある場に変えていくのは、
学校に関わる大人が「こどもが学校社会で管理されていること、それを崩すほころびをつくる仕掛けを行う」ことを心がけなから
、管理された社会で子どもを育てるということなのだろうか。

もうひとつ・狂気の連鎖と同じように 家庭環境の連鎖があって、復習できない子どもの家庭環境の悪さは連鎖するのだろう。
人にとって好ましいといえない家庭環境の連鎖を切る役を引き受ける人はどんな人か。


第1回トーク嵐山
平成20年度予算説明会
講師 政策経営課長 勤労福祉会館

はじめてのことだったが、予算を住民の方に説明するにはどうするかということがわかった。