川の水循環

嵐山町の水道水は
@都幾川の二瀬に井戸を掘り、取水している地区と
A利根川からの県水、行田浄水場から嵐山町に送水されている水を配水している地区の二つに分かれます。

県水は、花見台工業団地建設に伴い、水を大量使用するために導入しました。
都幾川から取水している水とブレンドしているのではなく、地区が分かれています。

都幾川で取水した水をすべての住宅に配水し、工業用水に県水を利用するということにはなりませんでした。

都幾川の井戸は浅井戸であるため、簡易浄水をしています。
 
平成7年に越生町の水道水でクリプトスポリジウムが発生し、多くの住民が下痢の症状になりました。
そのため、国は水道水の指針として、一定の基準を求めています。
大腸菌数が3度続けて、一定数以上になると、その水道水の取水を停止することになっています。


クリプトストポリジウムは大腸菌より小さいので、水を浄化するときに、小さい目のこし、水道水から除去するという装置を求められています。
ところがこの装置が高額なのです。
一方、アメリカでは、水道水に紫外線照射する方法が開発されました。水道水にクリプトストポリジウムが混入したとしても、その遺伝子に紫外線を照射して、死滅することはできない